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2002/07/11 (木)

2002/07/11 (木)

毎日新聞・朝鮮日報共同世論調査から、韓国の反日教育の効果について思う
毎日新聞と朝鮮日報がワールドカップ後の両国の関係についてアンケートを採った結果が数日前の新聞に載っていた。
Webにもあった(タイトルリンク)のでみてほしいのだが、意外な結果に驚いた。

それは何かというと、若い世代の方が、反日感情が強いということである。

 一般に、韓国と日本は不幸な歴史があって、昔の韓国人はひどい目にあった。だから、遺恨が残っているのだ、と日本では解釈されていると思う。それを素直に解釈すれば、年輩の人間は日本に実体験からよくない感情を抱いているはずだ、となるはずである。

 しかし、今回の調査で、韓国人が、日本対トルコ戦でどちらを応援したか、についてみてみると、
「特に韓国の20代は、・・・トルコを応援したという回答が63%と、年代別で最も多く、逆に日本を応援したのは27%にとどまった。高齢になるほどトルコ応援の割合が減り、70代以上は日本応援の方が多かった。」
とある。

この調査からは、年輩の人の方が日本を応援していることが見受けられるのだ。つまり、高齢者ほど親日派なわけだ。

これはどういうことか。

 この点、僕が前々から思っていたことの一つの証左ではないかと思う。
 すなわち、韓国の反日感情は教育によって作られたものではないだろうかという疑念である。

 その教育とは、偏った内容の国定教科書だけではない。
 日本映画、音楽、文学などの発禁処分などの検閲もこれに含むだろう。
 今週の週刊文春で取り上げられている金完燮(キムワンソプ)氏の事実上の国内監禁などもその一端である。
 彼は「親日派のための弁明」という著書など、反日は政治的に作られたという主張で評論活動を続けたために「外患誘致煽動罪、死者名誉毀損罪など」の死刑を含む罪状で告訴され、彼の著書はなんと青少年有害刊行物に指定されてしまっているのである。また、事実上国内に軟禁された状態になっている。
 もちろん、彼のサイトは強制的に閉鎖されており、僕たちが情報を集めることはままならない。韓国国内でもメディアには徹底的に無視されているらしい。

 このように政治的に反日教育がなされる中で、いったいどのように両国が関係を深めればよいというのだろうか。はっきり言って、韓国政府は反省すべきであると僕は思う。韓日関係がうまくいかない大きな原因は韓国政府にあるのである。





 ちなみに、韓国に対して親しみを感じますか、という調査について、大いに感じると答えた日本人は30%もいた。
 逆に、日本に対して韓国人がそのように答えたのはたったの14%である。
 なお、少し感じるという選択肢もあって日本では46%に上る人が韓国への親近感を少し、感じるとしている。全体では親韓派の日本人は76%である。
 韓国人が少し日本に親近感を感じる、と答えたのは30%で、先ほどのものを含めてやっと44%の韓国人が親日派といえる。
 この質問は「親しみを感じますか?」と聞いているので、親しみを少しでも感じることが前提となる誘導質問である。
 しかし、それでも過半数の韓国人が日本を嫌っているのだ。



 こういった真実を知らずに多くの日本人が同じアジアだからということで韓国に好意をもって応援したのだと思うと・・・日本人はお人好しなのかなぁ。
 
 なお、この調査の毎日の本文(http://www.mainichi.co.jp/entertainments/sports/worldcup/worldcup/0207/10-01.html)はすごく親韓的な雰囲気を醸し出している文章である。グラフもいいところだけ書いている。アンケートも使いようというのがはっきりわかる。統計というのは恐ろしいものだ。
 朝鮮日報の方でも同じアンケートについて少し書いているので参考にしていただきたい。
 http://japanese.chosun.com/sports/worldcup/