妻は多重債務者?
Author: JackDaniel | Posted: 06/03/26 15:36
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フジテレビ系金曜エンタテイメントという番組で,24日に「妻は多重人格者」というドラマがやっていた。
妻がこのドラマのモデルになった医師と知り合いだとかで一生懸命見ていたので,滅多にテレビドラマを見ない僕も途中から一緒に見たのだが,法律的問題についての解決法が誤っている,というか,テレビ特有の問題があったので一言。
多重人格の人格のうち一人が,借金をしまくったので多重債務者になってしまってその解決のために,弁護士に相談に行ったりなどのエピソードがあった。
弁護士の介入通知(受任通知)が出せるところはすぐ解決したような感じであったようだが,そうでないヤミ金については弁護士は手も足も出ない・・・みたいな感じで作られていたようである。
私としてはそれは違う!と感じたが,まあ,それはそういう先生もいるだろう・・・と思ってスルーして番組を見続けてみた。
ところがなんと,その後その妻は,解決しないヤミ金の相談に怪しげな多重債務者のための民間ボランティア団体?に相談へ行って,解決したストーリーになっていた。
あれはまずすぎる。
まず,その怪しげな民間の団体は金を取っているのかはテレビの中では不明で(とったら違法だろう),そんなところに相談に行ったら提携弁護士などの不良弁護士の紹介につながる可能性が強い(弁護士紹介を業務とするのは基本的に許されない。それをやっているところは違法な団体だ。)
なおかつ驚いたことにその団体が警察に通報して警察が簡単に動いてくれる・・・というストーリーだったのである。
まともに書類も提出せずに怪しい団体の要請に応えて忙しい警察がヤミ金に対していろいろやってくれるわけがなく(弁護士の告発では動くこともままあるが),これでは弁護士より怪しい民間団体(含むNPO法人など)に相談に行った方がよいという誤解を与えるではないか。
それはガンになんとかが効く!という民間療法をまことしやかに紹介するのと同じであって,分かってみているならともかく,あえてそういうストーリーを作るのは弁護士への挑戦ではないのか?
・・・と思ってみていたら,案の定,コマーシャルは武富士であった。
そう,「スポンサーの意向」なのだ。
武富士ら大手消費者金融は,弁護士が債務整理した場合に逆に訴訟を起こされたりしてほとんど負けているため,過払い金の支払を回避しようと必死であるのが現状なのだが,自分たちでも
救済更生事業団
とかいう怪しげな団体を作ったりして,弁護士からなるべく客を遠ざけようと必死なのである。
アイフル被害対策全国会議などの頁を見てみれば,テレビがいかにスポンサーに不利な報道をしてこなかったかがよく分かると思う。
正直,テレビのニュースでまともに過払い金のことについてやったものはみたことがない。
そうであればなおさら,こういう誤った法律知識を植え付けかねないドラマの作り方はぜひともやめていただきたい,と思う今日この頃である。
頂いたコメント
1 : es@ローン : 06/04/07 22:25 ID:???
てすとてすと。