2002/11/08 (金)

●１００％勝てるカジノ！（朝鮮民主主義人民共和国経営？）
　なんだかいろいろと調べているうちに、朝鮮国家観光総局のＨＰを見つけてしまった。リンク先ではいきなり朝鮮で今はやりの？音楽が流れる（止めることはできない）ので注意していただきたいが、なかなかよくできているページである。

　さすが拉致した日本人を使った・・・わけではないと信じたいが、日本語もよくある怪しい日本語がほとんどない。また、企画も結構あって、語学留学（一週間ほど）も募集しているらしい。
　平壌にはインターネットカフェもある、などと書いてあるが、１時間１０ドルとか書いてあって、ふざけるなと言う感じである。自分の国の物価をよく考えてもらいたい。
　（昔は５０ドルだったらしいが、値下げしたとの事である。）

　朝鮮観光に関するアンケートなどもあって、（無断転載禁止らしいので、一部抜粋となるが）
「自由が保障されるのか　会社員 68歳 男 」
「４０数年前貴国に帰った親友が。彼に会うことが出来れば非常に嬉しい 会社員 54歳 男 」

などのどう理解していいのかわからない回答をのせていた。




　そういえば、本題のカジノだが、北朝鮮ではなんとネットカジノまでやっているらしい。
　タイトルリンクをクリックして、日本語のところをクリックしていただければ、日本語ページになる。

　このページはちょっと日本語が怪しくて、「安心してしめるカドゲム」（原文ママ）とかいうバナーが点滅しており、非常に不安な感じを醸し出している。
　さらに説明で、

「[ＤＫ宝くじゲームの特長所]100％勝率　宝くじゲーム!!
カジノ客場のマシーンゲーム機が実際にお客様のお金をどれほど取るかについてお客様は知ることが出来ません。ハウスが機械を操作したとのニュースを聞くことがあります。

ですが朝鮮宝くじ合弁会社では獲得した全てのお金とゲームの記録を確認できるだけではなく、機械が獲得した全てのお金はジャックポット代金として積み立ててジャックポット授賞金及びPaybackとしてすべての金額を払い戻しているゲームのみを提供しています。」

「巨額の賞金を一遍に送金される場合には当該国で莫大な税金を控除することがあります。従って,数個の口座に時間差をおいて送金をもらわなければなりません。」

などと、勝率１００％とあおるばかりか、脱税指南までする始末。
こんなカジノ、信用できないっつーの。

　まあ、観光だ、ネットだと、外貨稼ぎに必死なのだろう。結構いろいろと考えるものである。
　しかし、そうやってお金を稼ぐために、少しずつ、少しずつ、外界へ扉を開いていく。
　それが、民主主義への第一歩であることは歴史が証明している。

　その国にとって、民主化することが必ずしも一人一人の幸福に繋がるかは、実のところ、僕には確信が持てない。
　でも、少なくとも、日本に住む僕たちにとってはその方がましである。簡単にはミサイルが飛んでこなくなるだろうし。
　したがって、北朝鮮には大々的に金を稼いでもらいたい。日本からの賠償金、とかではなくて、ぜひ市場経済を取り入れていってもらいたい物だ。

　その意味で、新義州特別行政区というやつはどんなものなのか、ちょっとだけ（ほんとにちょっとだけ）期待している。