2002/11/25 (月)
●マジックマッシュルームで大けがした司法修習生 司法修習生が、研修所の寮でマジックマッシュルームを食べて、幻覚をみて大けがしていたというニュース。何で今頃出てきたのか?
研修制度批判の先鋒にするつもりでしょうか。少々意図を疑います。
まあ、この時はマジックマッシュルームは合法だった(ヒアリングとかやってましたね>革命講座のマジックマッシュルームについて参考)ので、法的にどうこうというわけではないのですから。
っていうか、こういう馬鹿がいるから、修習生に給料を払うのはいかがなものか、という意見が出てくるわけです。いやになります。
●Web上の文章は、砂に書いた文字ではない 最近、更新ペースが鈍っていますが、まあ、合格騒ぎも一段落したということでしょうかね。大して書くことがないです。 次の司法試験系のトピックは、事務所訪問なんかの「早すぎる就職活動」といったところでしょうか。もう少し、取材が必要です。
それはともかく、先日、アメリカの上院、下院が伝統に反して、現政権の共和党の勝利に終わったことは記憶に新しいところです。 その選挙について、選挙前に「民主党の圧勝である」と批評していたコラムニストがいました。ほぼ日のサイトに彼の映画の批評があって、どんな優秀な批評家かよくわかります。
しかし、今回に限っては彼の予測ははずれました。おおかたのメディアも同様の予測をたてていたと思うので、それは特段非難に値することではないでしょう。 ところが、あろう事に、彼はその間違った予言となった文章を、自分のサイトから削除してしまったのです。 いや、正直、僕もサイト作成者として気持ちはわかります。恥ずかしいですからね。それが痛烈な皮肉になっていたとすれば余計。
ですが、これがアンフェアが嫌いな米国民には理解してもらえなかった。いままで彼にやりこめられてきた政治家や、その他の人々は、彼のことを「エンロンと同じく、不都合なことは隠す卑怯な奴だ」と批評し始めたのです。 彼の抹消したコラムというのも、Web上でgoogleのキャッシュから拾われて、流通しているようですね。とほほ。
そもそも、抹消自体は本人が行ったのかは、本人がノーコメントを貫いているらしく、不明です。しかし、自分の名前を冠しているサイトで起こったことですから、責任はあるでしょうね。 ちょっとまずかった。堂々と、あやまりを認め、原因を文章で書けばよかったのに。
で、非常に僕も身につまされたわけです。 こうやって、文章にしてアップしていくと、思わぬ文章がGoogleに拾われていたりする。 そして、それは僕が元の文書を抹消したところで、かなり長期にわたって残ってしまうのが現在のWebの状況なのです。
だから、あとから消したくなるようなことは書かないようにしようと。簡単にアップしたり、削除したりできるけど、思っているより永続性があるのだよな、としみじみ感じた次第です。
なんて、サイト自体を話題にし始めると、ネタ切れの証拠です。
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