2002/12/01 (日)
●修習前にすべきこと 一昨日は以前クラマネをやっていたときの塾生と飲んだ。 楽しかった。こういうのも気を使わなくてたまにはいいと思った。
が、昨日も飲みだった。昨日は、某製薬会社MRの受験生と、53期の弁護士だった。 弁護士の方の方は事務所を変った直後にも関わらず結構忙しそうで、飲み終ったあとも仕事をしに事務所に帰っていった。お疲れさまです。
そのときの話によると、どうやら、弁護士の業務方向は渉外、企業法務(国内企業向け?)、一般民事、刑事などの方面に分れているらしい。大手は渉外と企業法務を一緒にやっていたりするようである。 その弁護士は、M&Aなんかを手がけるグループだといっていた。企業法務になるのだろう。
以前いた事務所の話も含めて聞いたのだが、なかなか充実していて楽しそうだった。 もっとも、やはり訴訟はやらないらしく、今までの勉強のどこが役に立つのかときいたが、 「法的思考方法かな」とか言っていた。
うーん・・・ちょっと司法試験終了直後としてはむなしい。
ほかには、Googleやっているところとつきあいがあったらしいのだが、「プライバシーに関して」とかを一生懸命訳したとか、そんな話を聞いた。そりゃおもしろそうだとおもったけど、でもそれって法務なのか・・・??まあ、法律知識があればへんな翻訳はしないとはおもうが、翻訳業と紙一重である。
で、以前いた事務所はあわなかったのでやめたといっていたので、理由も聞いた。 どうやら、パートナー同士の派閥争いが原因らしい。正直、弁護士の中で「君はどっちにつくんだ?」とか、まともにやっているとは思わなかった。 人間性と学力はほんと(毎回新しい世界にはいるたびにおもうのだが、)関係がない。どこでもくだらない争いを繰返しているのだなぁと感じた。
ま、そんなことはどうでもいいのだが、僕はなんとなく渉外、企業法務なんかは興味があんまりないような気がしてきた。もちろん、大きなプロジェクトをやるのはおもしろいんだろうけど、あまりに僕の抱いていた、「弁護士」イメージに遠い。法廷に立てない弁護士はどうなのだろうか。 もちろん、これから事務所訪問なりをしてみて、リクルーターの言うことも聞いてみないと何ともいえないが・・・ 他方、一般民事というと、幅が広い。できれば、ここはひとつ、専門がある分野の弁護士についてそれを学びたいものである。 じゃあ、なにをやりたいか、といわれると、具体的には考えたことがない(知らない)ので難しい。 でも、受験中に考えていたのはいくつかある。著作権はIT関連の興味から、ひとつやりたいことにはいるだろう。また、医療過誤についても訴訟を扱ってみたい。 で、そういっても、なにもわからないのでどうすればいいのかわからない、と昨日飲んだ弁護士に聞いてみると、前期修習中に教官にそういうところにつよい事務所はどこか聞いてみればよいと教えてもらった。 なるほど、渉外は事務所訪問が早いけど、それ以外はそんなものでいいのか。 ということは、今は自分がやりたいかもと思われる分野について本でも読んでイメージをして考えることが必要なのかもしれない。 そう思った。 でも、添削がたくさんあるので本を読む時間がない・・・え?飲む時間はあるのに? いやいや、飲むのも重要な情報集めなんですよ。とりあえず。
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