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2002/12/19 (木)

2002/12/19 (木)

アンダーソン毛利法律事務所
 行って来ましたよ。アンダーソン毛利法律事務所の事務所説明会。

 結論から言うと、非常に参考になりました。
 長島大野常松と異なり、業務の説明に一時間半ぐらいかけて、さらにプラスして質問タイムもあったため、それなりに聞きたいことを聞くことができました。

 まず、普通の渉外と同じように企業法務、金融、訴訟、知財などを並べて説明するのが最初の1時間。
 これは、32〜47期のパートナーが10人ぐらい各分野ごと出てきて、まともに説明しているので、非常に勉強になりました。時間が短いのが残念に思えたくらい、真剣に業務内容を聞くことができました。一人のパートナーと、複数のジュニア(アソシエイト)が説明していたNOTと異なり、各分野、本当にわかっている人が説明している様子。
 で、特色としては、訴訟や労働、知財に力を入れているという主張の他、中国関連案件を特に扱っているということを聞きました。

 次に、ジュニアアソシエイトの方に引率されて6人ずつで事務所見学。仕事中の弁護士に直接質問もできました。そのアソシエイトの人の部屋は4人部屋だったのですが、3人が結婚したばかりということで、そんなに遅くはなれないんだと力説していました。
 この見学中に感じたのは、意外とここの事務所の人たち、余裕をもって仕事しているんじゃないの?という雰囲気でした。
 これは、帰り際に他の57期予定の方とも話をしていたことですが、新興の事務所と比べて全体的にがつがつしていないノーブルな雰囲気があるような感じ。

 で、僕が気になっていたのは、パートナーレベルになっても、訴訟部門以外で訴訟をやるのか、知財に本当に力を入れているのか、などでしたがこれらについても見学後の質問タイムで一応の回答が得られました。
 知財のパートナー曰く、複雑な訴訟は、訴訟部とチームを組んで、自分たちも一緒にやる、実体法と手続に分けて担当するんだ、ということでした。
 また、特許も著作権も、それぞれがやっているので把握していないけど、どっちも結構やっていると言っていました。
 さらに、少し突っ込んで「弁理士がいないようだが、どこらへんと提携してやっているのか?」と尋ねてみたところ「クライアントがつきあっている弁理士とチームを組む」などの答えが返ってきました。説明全体的に、ほんとに特許も結構やっているんだなぁという感触。そもそも、担当パートナーが中途採用らしく、力をいれてなきゃそんなことしないようなぁといった感じを受けました。

 結局、割とまともに説明を聞いてきたのです。イメージはスマートなエリート。でも、長島大野よりはまだ組織が未分化で、自由さを感じました(悪く言えば、勝手にやらせているってこと)。
 でも、問題が二つ。

 まず、個人を全く特定しない集団説明会(24人ほどいた)だったため、就職活動としては無意味な勉強会という感じでした。この後どうするの?(むりやり誰かの名刺をもらってくりゃよかったか?)。
 また、東大若手ばっかりで、早稲田ベテランの僕が入ることがそもそもできるのかという疑問(学歴より、むしろきれいにそろっている年齢)がちょっと浮かびました。もっとも、10年経てば、3年のキャリアの差なんて大したことではないとは思うけどね。

 本日は以上。後の訪問は来年。